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摩利と新吾ネタバレ掲示板過去ログ
11〜20


(11) ほんとネタバレ楽しいです
名前:きりん    日付: 2月12日(水)04時47分46秒

思音に別宅!これが東京にあったら少し悲しい、だって、日本にいる間はずっと摩利と一緒にいてあげて欲しいから。でもパリやベルリンにだったらオトナの関係ということで「素敵」と思ってしまいます・・・。

ところで思音は、摩利と公との関係には気づいていたのでしょうか。あ、突然深いところに入ってしまいましたかしら。

ゆりあ様、確かに夢殿さんは摩利にもっと甘えてほしいとは思うものの、100%こっちを向かないことを無意識に感じていたのかもしれませんね。ああ、でも「かわいそうないとしい摩利、かわいそうなおれ」と遠くを見つめる夢殿さん、強い人だけに、この場面は私は滂沱の涙であります。

すず様、私は姫花ちゃんも秀子さんみたいに「待つ」ことしかできない立場の人だと思います。美女夜は「父が成金」と言っているところをみると母方の分家ではないかと思われますが、姫花ちゃんのおうちは夢殿さんのところと同じくらいで、たとえ望んでも娘を留学には出してくれないおうちだったのではないでしょうか。一二三ちゃんが渡欧したと知った時の姫花の心中や、如何に!もう一度だけ新吾の顔を見たい。そして新吾が帰国した時の一二三ちゃんとの雰囲気で、ふっきれたと私も考えております。サル太郎さまとのコンビは、なかなかいいですよね。

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(12) 紫乃先輩は新吾のことが好きだったのか否か
名前:水玉みかん    日付: 2月12日(水)10時01分28秒

紫乃先輩は、自分の命とひきかえにしても惜しくないほど、ひさ子さんのしあわせを願っていたのですから、一番愛していたのは、ひさ子さんだと思います。
紫乃先輩ほどの人なら、それこそ人種性別年令を問わず、望んで手に入らない相手はいないかと考えられますが、その中で唯一絶対に結ばれてはならない相手ということで、なおさら渇望の想いが大きく、苦しまずにはいられなかったのではないでしょうか。

新吾については、もちろん新吾個人の人間的魅力もさることながら、やっぱりひさ子さんに似ているという所で、なお一層お気に入りだったのだと思います。
でも、ひさ子さんに結婚を決意させるためのお芝居の相手役に新吾を選んだ理由。
演技とはいえ、どうせ相手を選ぶなら…という意図は十分考えられる。
だって、ひさ子さんが、新吾が自分に似ているということに気がついたら、「念弟なんて言っても、私の身代わりなのね。紫乃さんも私の事を…」ということで、かえって逆効果にもなりかねない。
ここは、戦略としては全然タイプの違う摩利にでも頼む方が、適役でしょう。
演技力あるし、器用だし(笑)。
逆効果になる危険をおかしても、新吾を起用したのは…、むむむ。

ひとこと「しのさん」と呼んでくれと頼む場面がありますが、いくら顔がそっくりだったとしても、声は違うでしょう?!
まさか新吾はまだ声変わりしていなかった?
それとも、見かけによらずひさ子さんの声は低音だった?

『源氏物語』を読むと思うことですが、好きな人に似ていたら、まずそれだけで心がひかれるけれど、やがてその人本来の良さも見えてきて、愛するようになるというのも真理。
ただし、オリジナルにかける想いを凌駕することが難しいのもまた真理。

だから、やっぱり紫乃先輩にとって、ひさ子さんが藤壺。
最愛の女性のしあわせのために命を捨てた彼は、究極の愛の形を示したということで読者である私たちに深い感動を与えるのです。

ところで、「浮いた浮いたで暮したや」と言うとおり、あんまり他のことに執着なかったみたいですね。
踊りの家元だけど、芸をきわめるとか、流派を大きくするとかそういう現世的な情熱はなさそうだったし。
ある意味、人生投げているような所があったようにも思えます。
その辺も、無限の可能性をひめた将来への希望にあふれた青春群像の中にあって異色な存在として印象深い理由のひとつかと考えます。

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(13) 最終回の麻呂さん
名前:てまり    日付: 2月12日(水)17時13分01秒

昨夜偶然久々に新吾の両親が亡くなるあたりを読み返し、ここへ来たくなって...みたらこんなすてきなものができていて...ゆりあさまありがとう。私はお初に投稿するもので、大常連の皆様がたの中で緊張するしだいです。

さて、もう、何から始めてよいやら、なのですが、どうしてもここに切り込みたい。
摩利と新吾の子供たちを、麻呂さんが「あの子たちは?」とみつけますよね。 初めて見たみたいですよね。
新吾の友人というだけだったら、新吾の戦死後おつきあいが途絶えても然りとは思いますが、麻呂さんは一二三ちゃんと姉妹同然のさよ子さんと結婚しているのですよね。 一二三ちゃんがさよ子さんとの音信を怠るとは私には思えなく、たとえば病弱なさよ子さんがすでに他界していたとしても、麻呂さんとのおつきあいはあの子、律義に続けると私は思うのです。 義兄とも言える存在名わけでしょう? だから、新吾の子供の写真くらいは見たことあったんじゃないか。

欧州で生まれた摩利の子供だって、兎に角存在は知っていて不思議はない。 私が一二三ちゃんなら、新吾の死後、特に息子の方に、新吾を知る持堂院の卒業生がそんな近親にいたら、絶対に付き合うとおもうんだけどな。
感激しまくりの「まりしん」の中でどうしても、どうしてもひっかかってることであります。
ああ、それにしても、いまになってもこんなに沢山「まりしん」のお話が出来るところがあるなんて嬉しいです。 何回読み返しても、持堂院へ、第一次大戦下のヨーロッパへ連れていってくれますよね。

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(14) ゆりあさま\(^O^)/と20世紀の在外国人は・・
名前:aquamarine    日付: 2月12日(水)18時33分01秒

ゆりあさま、御待ちしておりました!(^〇^)
やっとネタバレ掲示板!
ちょこっと熱心で詳しくないドジ様ファンは、皆様のお話についていくには努力が要りました。
でも、このBBSで確認しながら、こちらのサイト内で感動を新たに出きるので、嬉しいです。

不思議がいくつか。
もう一つのサイトで、青山光子・クーデンホーフ伯爵夫人の話題がありました。
摩利さんのパパ鷹塔伯爵の在欧中のパーティで、気になる一言がありました。
鷹搭伯爵の屋敷や商社は在外邦人の為の駆け込み寺、領事館や大使館より頼りになるという事だったと思います。
東京の鷹搭家の御屋敷(お館かな?)では、あまり集まり(パーティや舞踏会など)は欧米ほど催してはいないように思いました。 日本の御屋敷では、どうだったんでしょうか。
欧州での屋敷はどこだったのか、会社の所在はどこかしら等と想像していました。

それと鷹搭伯爵が欧州の日本人の頼みの綱ということは、日本人が絶えず出入りや連絡があったということですよね。
なら在日の外国人、当時は主に欧米でしょうが、鷹搭伯爵邸には連絡があってもおかしくないと思います。
摩利さん自身が欧州系ですし、欧米からみれば在日の一人です。 新吾さんも大学は欧州ですし、欧米人の患者が集まっても不思議では無い筈です。
でも、そんなお話は見かけませんでしたが、わたしの勉強不足かな?
混血の医師の家系では、代々欧米の患者が集まっていると聞いています。
当時はオペラ歌手の藤原義江や日光のハンター鱒で有名なハンス・ハンターもいます。
風流人で粋なパパ伯爵や、流行に敏感な摩利さんなら交流があっても不思議じゃないと思うんですが。
皆様はどう御考えでしょうか?

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(15) 紫乃さん
名前:ちえちゃん    日付: 2月13日(木)10時58分53秒

長い縞りんごの歴史のなかで、私が一番ショックだったのが、紫乃さんが亡くなった時です。あんな純情青年が、どうして夭折してしまうのか?と、DOZIさまを恨みました。 反対に、紫乃さんらしい・・・とも思いましたが。

縞りんごに出てくる純情青年は、夭折してしまう人が多いように、おもいますが・・・(青太といい、篝といい・・・)
紫乃さんのように、事故であっけなく逝ってしまうと、逝く人はいいかもしれないけど、残された方はたまりません。 あのシーンを初めてみたとき、本当にしばらくぼんやりしてしまい、動けませんでした。

縞りんごが亡くなるシーンよりも、ショックで今読み返して見ても、一番インパクトがあります。 こんな私って、変でしょうか?

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(16) 紫乃さまのこと
名前:てまり    日付: 2月13日(木)17時31分53秒

ちえちゃん、私も誰がすきって、紫乃さまが好きで、彼の死はすごいショックでした。脇役ながら、私としては、ドジ様がとても愛情を注いだキャラだったのではないかと思っています。

水玉みかんさんのおっしゃる、紫乃が新吾に「紫乃さん」と呼んでくれと云うくだり、そして紫乃さんの新吾への気持ちっていうのは、とっても曖昧で、「こうだった」という答のない感情だったんじゃないだろうかと私は思っています。

芸の人で、普通の人とは違った感性もあったろうし、ひさ子さんの面影と重ねると同時に新吾のキャラそのものにも愛情を感じていて、それは、恋愛だか、友愛だか、後輩への思いやりだか、すべてが混ざった大きな愛情だったんじゃないかって、私は思っていました。

そんな人だから、紫乃さんのキャラが光ってみえいたのではないかしら。ある意味、夢殿さんみたいな「おれはこうだ!!」っていう人には理解できないような、手の間からほろほろと零れるような、きれいな感情だったんだ、と、私は思っています。

愛するひさ子さんの、他の人との間に生まれた愛娘を守って死ねるほど、本当の愛情を持つことができた人だったんだなって、うっ!書いている内に胸がいっぱいになってしまった。
みなさま、いかがでしょう?

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(17) 麿のおみやげって・・・ 
名前:きりん    日付: 2月14日(金)10時04分40秒

新吾が家出から帰ってきて、入れ替わりにさよ子さんを追いかけていった麿が新学期に持堂院に戻ってきた時、新吾に「みんなには秘密で二人にはおみやげがある」って言うんですけど、これは小説「万里と欽吾」のことなのでしょうか?
それともやっぱり、食い気の新吾に合わせて地方名物のおまんじゅう?

東京の鷹塔家は確か南麻布だったと思いますよ。
私はとうさまのパリのおうちはマレー地区のヴォージュ広場にあったのではないかと、密かにふんでおります。 摩利たちが到着する場面にすごく似ているし、広場を囲んで古い貴族の館が建ち並んで落ち着いた佇まいを見せており、「環境抜群高級物件」なのであります。
この辺りにはロシアの亡命貴族も多く住んでいたそうですよ。 何だかこの雰囲気、伯爵にぴったりではありませんか?
因みに現代のマレー地区はパリの男色家(&女性どうし)が集う場所でもあります・・・。

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(18) た・・たのしいっ!!
名前:ぽち    日付: 2月15日(土)23時21分39秒

・・・ですね!ネタバレ!!紫乃先輩と新吾の話。皆さんそれぞれの考えを聞けてすっごく嬉しいです!
そうですよね、紫乃先輩の気持ち、とても一言では説明できないものだと思います〜。むつかしい・・。

てまり様の言うような、「恋愛だか、友愛だか、後輩への思いやりだか、すべてが混ざった大きな愛情だったんじゃないか」っていうの、うなづけました。
水玉みかんさんの言うような藤壺の更衣・・ってのも。
ああ、やっぱりよいですね、ネタバレvv

本題とは少し外れますが、紫乃先輩って、摩利タイプ(?)だったんですね、きっと。
本当に愛する人とは、愛が報われない立場にあって、気持ちを押し切ってあきらめ、しかも逃げずに相手の幸せを願う。
他に多数の女性との付き合いがあったところも摩利タイプ。

だから紫乃先輩も、おばあちゃんが言ってたように、最後まで貫いて「気持ち」をホンモノにしたんでしょうね。 そして愛する女性と他の男性との子供を守って亡くなるのも紫乃先輩らしいところだと思います。
とりあへず、あの紫乃先輩と夢殿先輩の対話の奥底の意味は気になる所ですよね〜。

>ちえちゃん様
私も突然の先輩の死に、ものすごくショックを受けました。とってもインパクト大です。だって、全然予想できないときに・・・。
思えばそこからどんどんエンディングに向かっていったんですよね。
私も、新吾が摩利に言っていたように、彼の生き方、亡くなり方(って書くのは変ですよね。。 何て書いたらいいんでしょう、亡くなった理由でしょうか)は好きです。 いちばんふわふわしているように見せかけて、(摩利に負けず劣らず)きっといちばん人間らしい人間だったんだと思うんです。
だから根強いファンも多いのでは?というのはわたしのいち意見ですが。

はわ〜こうして見ると、いっぱい気になるがありますよね。「ああ、私もこれ!気になってた!」ってやつがいっぱいあります。 いっちょもう一度確かめてみようと気合はいってます笑。

今回は少し素朴なしつもんです。
『鷹塔家のメイドさんの人数』です。(小間使いとか、いろいろな単語がありますが、どれが適切か判断しかねたのでこの言葉を選んでみました。不適切であれば申し訳ありません。)
ばあやだけかと思ってたんですが、新年パーティーでたくさんいましたよね。 でもささめちゃんが来たときには「ばあやが休暇中で・・」みたいな理由でしたよね。
ああ、でも普段は摩利しかいないとしてもあんな大きなお屋敷 (何度も描かれていたし、摩利が新吾に「好きな部屋を選んで・・」と言ってたことからものすごい豪邸だったんでしょうね・・。)の家事を1人でやるのは大変そう・・。

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(19) 年よりのおせっかい
名前:水玉みかん    日付: 2月16日(日)15時04分53秒

全然、摩利と新吾には関係ないことで、恐縮なのですが、ぽちさまの書き込みの中で、“藤壺の更衣”というところについて。

単なる勘違いだろうとは思いますが、このHPには年少の方々もお見えになっているらしいので万一知らない方もいらっしゃったら、と、心配なので、老婆心ながら訂正させてください。

藤壺というのは、光源氏の父である桐壷帝の后ですが、出自は内親王で、まず女御として後宮に入り、後に中宮から皇后になりました。
更衣というのは、身分が低くて、源氏物語の中で“〜の更衣”と言えば、光源氏の実母“桐壷の更衣”です。

愛する桐壷の更衣の死後、そっくりな姫がいるということで後宮入りし、帝の寵愛をうけたのが藤壺で、光源氏とは義理の母子ながら、禁断の恋愛関係に陥ってしまう。
つまり、源氏にとって決して手に入れられない女性だからこそ、永遠の恋人だったということになっています。
ついでに言うと、紫の上は、藤壺のめいにあたり、顔も良く似ているので、光源氏の最愛の妻という立場にいるものの、自分をとおして誰か別の女性(つまり藤壺ですね)を見ているのではないか、という事で苦しむわけです。

ごめんなさい、ご存知の方には本当に、何を今更ということですので、どうぞ読み流してください。 本筋とはまったく離れた書き込みで失礼いたしました。

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(20) お詫びと訂正とスターマン
名前:てまり    日付: 2月16日(日)23時28分59秒

12日の私の初登板で勘違いしたままカキコしていました。
昨日最終回分を読み直し、「あの子たちは」とみつけるのは星男でしたね。まあ、麿さんが(まろの字も違っておった)子供達のことを知らなかったようだ、という印象と混ざってしまったみたいでした。この掲示板みつけた嬉しさでちょっと舞い上がってたから....失礼しました。

星男といえば、また、好きなキャラで、この人が男色家でなかったら、イチオシ伴侶候補といったところなんじゃないだろうか。 一二三ちゃんに好意を持つくだりもありますが、新吾より星男の方が私ならいいなあ。
また、ちょっと文庫ナビして、頭をバージョンアップしてからお邪魔します。

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