鉄笛仙 さん、2回目のご登場で
『天まであがれ!』(秋田書店 秋田文庫) からひろ〜〜く、新選組についてのご感想です。

いや〜、こっちのほうは御無沙汰でした。 鉄笛仙です。 「天まであがれ!」の感想というよりも、新選組の感想です。
新選組のことを知ろうとしたのは昨年 大河ドラマ「徳川慶喜」 を見てからです。歴史好きなんですが、幕末動乱から明治維新という時代が どうも肌に合わず ずっと避けていたんですが、その重い扉も、ようやく開かれ ました。

きっかけは上記の「慶喜」です。そんで、もうちょっと詳しく知ろうと思い 本屋に行って自分なりに探してみました。そんで、目に止まったのが、 学研「歴史群像シリーズ56 幕末剣心伝」でした。
立ち読みでちらっと見てみると、新選組のことだけではなく幕末の頃に 活躍した人々がたっくさんのっていたのでこれにしました。
斉藤 一 新選組 参番隊隊長 副長助勤
この人って、実在したんだ。ちょっとびっくり・・・ というのも 週間少年ジャンプで連載している「るろうに剣心」に 登場しているんですけど、新選組なぞの参番隊 隊長となっていたので、 これはてっきり 架空の人物を作り出したのかと思っていたら、 あにはからんや 未熟未熟・・・
そんで、グッドタイミングで「新選組血風録」(テレ朝)という時代劇ドラマ もスタートしてみてました。これが、去年の年末なので、実に半年ぶりに 新選組に出会いました。

ようやく 「天まであがれ!」の感想です。
しまりんご1&2読後さっそく ゆりあさんのHPにジャン〜〜プ!!
ムムム今度は三巻ではなく 「天まであがれ!」なるものを読んだほうが良いとい われるか?
拙者も「鉄笛仙」などと名乗っている手前すておけぬ。(意味不明) 早速 愛馬きゅうぴぃに乗り 本屋へ豪・・・ではなくてゴー!!

またしても 漫画文庫の所へ・・・・・(検索中)・・・・・
「あった、これでござるな」 手にとってしげしげと眺める 「う〜〜〜〜む」なんかこれだけ買って帰るのもなんか釈然としないでござる ついでだ〜 縞りんご3&4も買ってしまえ〜 少女漫画四冊、しかもDOZIさまばっかり さすがのそれがしもちょっと店員の顔を見られないでござった。(笑)

その後、帰宅 則 読む あの穏やかなばあさんが、 こんなじゃじゃ馬姫だったなんてちょっとびっくり
しかもキラークイーンって 思いっきり横文字ジャン。
沖田総司について、まんがのなかの総司君と史実の総司君ほとんどかわらない みたいですね。それがちょっとうれしかった。DOZIさまもその点書きやすか ったんじゃないかとふと思いました。新吾系のキャラを総司という名をつければ 沖田総司のできあがりですから・・・

二巻P176 四こま目からのこよりのせりふをみたとき ちょっとどきっと しました。 だって、友人がオーストラリアにいってるとき 似たようなこと手紙に書いてたんです。
「Aが見ている空を鉄笛仙も見ている ・・・・」

それにしてもDOZIさまも意地悪だよなあこよりと総司くっつきそうになると 離れ離れになる連続で なんか操り人形の二人を「そんな簡単に いっしょにさせるもんですか」と角の生えたDOZIさまが目に浮かぶようでし た(笑)

まりしん二巻P313の麦刈金太郎のせりふを再読したとき 当時の新選組の印象というのは血なまぐさく 金太郎のせりふが そにことをよくあらわしているなあと強く思いました。

改めて思うのは 僕の感想は感想になっていないなあと思うことです。
今回のおやつ 物が新選組なだけに シンセンなグミというところで 御粗末!!

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これまた、掲載が遅れてごめんなさいでコメントを始めてしまいます。
新選組って周期的にブームになるようですね。 やはり大河ドラマがきっかけになることが多いようですが。
『天まであがれ!』のリアルタイムも新選組ブームでした。DOZIさま御自身は 司馬遼太郎の「燃えよ剣」がお好きだったそうです。それで、昔の作品に “士道不覚悟”などと「燃えよ剣」の近藤局長の口癖が登場するそうです。

>しかもキラークイーンって 思いっきり横文字ジャン。

歴史の生き証人が語りましょう、これはですね、当時、QUEENが一世風靡して いたのです。まさに、あの名曲“Killer Queen”を聞かない日はないくらいの 流行ぶりでした。
いえ、正直に申しますと私は当時から、音楽はクラシック系をちょっとかじっているくらいで、 近現代作品は洋楽・邦楽ともにすっごく疎かったのですが、それでもLPのジャケットとかしっかり 覚えているくらい、フレディの声を覚えているくらい(これって、私にとっては奇跡に近い事なの です)誰でも、どこでも空気のように触れられた、そんな時代でした。

>少女漫画四冊、しかもDOZIさまばっかり
>さすがのそれがしもちょっと店員の顔を見られないでござった。(笑)


これに似たような話がございます。
かつて、私の夫が青池 保子 先生の『 Z ― ツェット ―』を読みたいと思い立って、 通勤途中に某ターミナル駅の地下商店街にある書店の少女漫画コーナーに行った時のこと。
本棚の前に、制服姿の女子高生が壁のように立ちはだかって夫は近づくこともできず、 いったん書店から転進。地下通路に出て自分の手帳に「青池保子 Z」と書込んで、 再び店内に潜入。店員をつかまえてからおもむろに手帳を見せて尋ねたとか。
「頼まれたのですが、この本はどこにありますか?」
店員さんの先導で彼は本棚に辿り着き、無事に手に入れたそうです。
後日、「あ〜〜、恥ずかしかった」という嘆息とともに聞いたエピソードです。
現代は少女漫画だろうがなんだろうが、面白いものは誰でも堂々と読める時代ではないのかしら?
かく言う私も、通勤電車の中では周囲の目が気になって、豪ちゃんの 『けっこう仮面』を読めなかった…のはちょっと、ちがうかしら?

それにつけても、鉄笛仙さん、感情移入あり、ご自分の体験へのオーバーラップあり、 『摩利と新吾』にリンクあり、 DOZIさまワールドへのはまりぶりが、わずか一月の間に頼もしい限りです。 その上、あくまで原稿には落ちをつけてくださって、う、うれしい!
歴史がお好きで、鎌倉時代の三浦氏みたいなちょっと表舞台には出てこないところまで 押さえていらっしゃる方ですから、今ごろは『夢の碑』に、はまってくださって いるのではないかと、期待しています!
(1999.8.3 up)


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