青頭巾 全1巻(夢の碑シリーズ2)
 夢の碑シリーズ全体についてのコメントは
プチフラワーコミックス(小学館)のページをご覧ください。
青頭巾があれば成仏できるのに…
1998年3月10日初版

[ 収録作品 ]青文字は『夢の碑』以外の作品)

青頭巾(あおずきん) (1985年)
平 清盛が栄華を極め、やがて没した頃の京の都。時の支配者が変わっても桜のみごとさは 変わらない。人間の権勢欲や愛憎も変わらない。

水面の月の皇子 (1985年)
『夢幻花伝』のインサイドストーリー。 足利軍に追われる南朝の皇子・紗王が、逃避行中にであった異形のものたち。

読み人知らず (1985年)
ちょっと軽いロマコメ風味で、異形の愛。平安時代ならでは、 荻の少将と帥宮(そちのみや)がゲスト出演。 もちろん和泉式部も顔を見せています。

影に愛された男 (1992年)
ところ変わって、プラハ。当時、19世紀の半ばにはプラーグと呼ばれていました。 プラーグ大学を舞台にした怪奇譚ふうの物語。
「久しぶりに耽美的な話にしよう!と思ったのに、ならなかった」とはDOZIさまの弁。

封印雅歌 1982年
百年戦争が終わった頃、まだ、ブルゴーニュ地方がフランス領となっていなかった時代。
いつの時代、どこの国にも封印された心があります。
エッセイ 飛田 紀久子
(2001.10.29 up)