集英社 ユー コミックス

とっておきの リボン

初版 1997年10月28日
ISBN 4-08-862388-6
収録作品
とっておきのリボン 初出 YOU'93 8月号
“良妻賢母を目指して花嫁修業中といういまどき得がたい24歳のお嬢さん”の名前は登別りる。
お相手は「姿も性格もいい…、それだけじゃだめ! 」とおかあさまの強硬な意見で、お見合いすること30回。
おかあさまの刺繍がだんだん仕上がっていく本筋に無関係な遊び心もDOZI流。


バッハのように哀しい 初出 YOU'94 1月号
「わたしたちってショパンの曲が似合う恋人たち… からはちょっと外れてるわね」って、ふたりで笑っていられる間はよかったけれど。
好きだから、となりの部屋から聞こえてきた荘厳なバッハの曲に、ひとりでめいっぱい落ち込んでしまう日だってあるのよね。


最上級淑女 初出 YOU'94 9月号
誰の目から見ても「しとやかな淑女」という形容詞がぴったりの盟子さんは、もちろん“良家のお嬢さま”……、だけど、DOZIキャラです。
お相手がジゴロでもツバメでも、「わたしマイナス思考って嫌いですの」と言葉だけじゃなく、しっかり行動も半端じゃないところがさすが!


騎士かもしれない 初出 YOU'97 11号
妹に「もう30だし」と言われて、「28です」とムキになって答えてしまう微妙なお年頃。
感傷旅行の気分で10年ぶりに故郷に帰ってみたものの、思い出の大木もお花畑も時の彼方に消えていて、ああ無常。
まあ、そのショックもさめやらぬ間に、“10年前の感傷”との再会があったり、“今の感傷の原因”が追いかけてきたり…。
(1999.8.27 画像 up / 02.06.22 追加)