エメラルドの海賊
初版 2000年10月10日

エメラルドの海賊 (秋田文庫)
ISBN4-235-17586-4

[ 収録作品 ]
エメラルドの海賊
初出 週刊マーガレット 1973年21号 〜 31号
 「むかし海賊がおりました」の語りとともにさっそうと黒髪の青年が登場。
 続いてヒロインの登場だけれど、「なんとひどい嵐であることか。せっかくの船あそびだったのに」って、一目瞭然、船あそびなんか無理だろうという荒天の中、船酔いで完全によれよれ。
 17世紀の英国や、北欧の架空の国々を舞台にお姫様や王子様の恋物語でも、DOZIキャラのお姫様は「じゃまにならないように男のなりして みんなといっしょに働」くし、即興のジプシーダンスだって踊ってしまいます。
 ドラマチックにコミカルにそして詩情豊かなバラードです。
愛は不死鳥のように
初出 週刊マーガレット 1973年16号
 ながいながい戦争でありました。世界中がドイツと戦った時代でありました。
 第二次世界大戦、フランスを占拠したナチス・ドイツの将校と、戦闘に巻き込まれて父を失った少年の心の交流。
 この作品の最後に添えられた「レギーネ……」がなにを意味するのか、拙掲示板でも何度か話題になりながら謎のままでした。 というわけで、木原先生に直接お尋ねしてしまいました。 (拙サイトのインタビュー「DOZIさまのメッセージ 2, 2001年5月」をご参照ください)
お茶の時間 マンガを描く時に必要な道具の条件  書下ろし

解説 花井 愛子
(2000.11.30 up / 2002.12.01 追記)