どうしたのデイジー?
初版 2000年12月10日
どうしたのデイジー? (秋田文庫)
ISBN4-235-17597-X

[ 収録作品 ]
どうしたのデイジー?
初出 週刊マーガレット1973年 1号〜10号
 70年代の理屈抜きのノリノリの作品、「なんで、ここで“花いちもんめ”?」なんて突っ込みの余地なく突っ走るロマコメです。学生牢の目つきの悪い牢番は手に鞭を持って胸には“DOZIE”と名前入りだったり、全編にDOZI様の遊び心があふれています。
 なお、拙サイト「DOZIさまがいいの!」の『コンスエラレポート 〜どうしたのデイジー?から摩利と新吾までの大ロマン 〜』は、この作品から始まる私のキャラクター考察です。 → こちらです。
エレガントなジプシー
初出 月刊セブンティーン1978年 4月号
 平安中学3羽ガラスの連作第一話、「花をしょって立つ 若王子 泉(にゃくおうじ いずみ)くん」の巻。
 「昔は男だった京ねえさん」にくびったけの泉くん、今度高校2年になります。
 サブタイトルが『または うすべにいろのロマンス』となっているように、もうすぐ桜が咲き乱れる春休み。彼の一途な恋の行方はどうなることやら。
金銀折鶴
初出 プチセブン1978年 プリンセス 5月5日号
 平安中学3羽ガラスの連作第二話、「理論と方程式をしょって立つ 神護寺 たかおくん」の巻。
 たかおくんは受験戦争最難関を突破して花のT大一年生。久しぶりに集まった親友たちの目前で彼が拉致された?
 金色と銀色の折り紙で毎日五羽づつ鶴を折ったら、千羽になるころには……。
あさみどり夏姫
初出 プチフラワー1980年 2月号
 平安中学3羽ガラスの連作第三話、「ちょいとツッパリ 桃山醍醐(ももやま だいご)おにーさん」の巻。
 大学二年生の夏、遊ぶ金欲しさに家庭教師を引き受けた。生徒は豪邸に住む女子高生、「わたし 両親自慢の娘だったのですけど今度の試験ビリでしたの」と、いわくありげな自己紹介。
 ちなみに、私は“醍醐くんのお姉さん”がとても好きです。
お茶の時間(ゴージャスの条件)

解説 名木田恵子
(2000.11.30 up / 02.11.02 追記)