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深き陽炎の記憶から
投稿番号31〜40


摩利と新吾最終回
名前:ぴん    日付:1月 8日(火)23時01分

かれんさま、
勇気を出して続きをお読みください。
切なくて涙してしまいますが、あの感動は忘れられません。

あれは確か12月発売のララでした。若かりし高1の終業式でした。
終業式をさぼってララを買いに走り、友人と涙ながらに読みました。
一頁ごと、早く先を読みたい気持ちと、終わって欲しくない思いが交差する瞬間でした。
懐かしいなー。
切なくて、悲しくて、でもなんだか幸せな心やさしき野蛮人たちの結末がわたしは大好きです。
寂しいけれど読後には必ず心ははぽかりと暖かくなること保証しますよー。


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かれんさま 
名前:ゆりあ    日付:1月 9日(水)09時43分

DOZI初めのお返事を丁寧にお書き下さいましてありがとうございました。

>縞りんごの結末
DOZIさまご自身は、「あれはね、絶対ハッピーエンドなのです」と『しまりんごスペシャル』の中でおっしゃっていますが…。(笑)
ちなみに私は篝くんがご活躍するあたりを読む時が一番緊張してしまいます。

>DOZIさまにも、抗議(?)のお手紙を書いてしまいました。
先にあげた『しまりんごスペシャル』にも、摩利と新吾のありようについて激烈な抗議も掲載されています。 切なく割り切れない想いに苦しんだ?のは、かれんさまばかりでなかったと思います。
でも、考え様によっては「ほのぼのと平気で読め」ないだけのインパクトある作品に出会えたのは、とても素敵な邂逅とも言えるような気もします。
(『しまりんごスペシャル』の書影は、“書籍資料(1)”の“画集など”に掲載しています)

なお、私はその時々、視点を変えて読みますが、いえ、無意識に変わっているだけですが、摩利の視点で『摩利と新吾』を読んで苦しくなってしまったら、『風恋記』を読んでほっとしたり、『水晶と天鵞絨』を読んで笑い転げて楽になったりとバランスを取っています。


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かれんさま>
名前:みゆう    日付:1月 9日(水)13時14分

初めまして!みゆうと申します。
で。。判ります!私も 花とゆめコミックスの「摩利と新吾」は未だに最後の13巻を持っていませんもの!
…白泉社文庫になるまでの年数、決して最終回は読みませんでしたっ!
こちらの ゆりあさまが ご好意で「13巻をお送りしましょうか?」とおっしゃって下さった時も、頑なに断っていたクチです(^^ゞ
でも、最後まで読むと、また新たな気持ちで最初から読みなおす事も出来ますし。。
是非是非 お読み下さいませっ!最後まで。。。
私も、あれは ハッピーエンドだと思いますので。。。

http://www4.ocn.ne.jp/~myutarou/index.html

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感動ですわ♪
名前:美々庵    日付:1月 9日(水)15時18分

 ゆりあ様、みなみな様、本年もよろしくおたのもうします。

 ところで、かれん様!かんどーですわ・・・。いまだに最終章が読めぬ、とはなんというピュアなお心映えでしょうか。 やさぐれた私はかれん様の心情に触れて思わず、「銀河荘なの!」のヘルメスにいさんの心境〜いつまでも、フリーの澄んだ感性に自らも潤っていたい〜になってしまいました。
 そのままの気持を大切になさって、封印しておくのもまたよいのかも・・・などとも思います。 あの胸がキュンとなる気持をそのままフリーズして保っておられるのですから。 とても素敵なことではないでしょうか。

 ただ、残酷な私は、いつも心に満たされぬものを抱えた、「ユンター・ムアリー」の影のある摩利くんが大好きなもので、(最終章はハッピー・エンドだと思いつつ)
やはり少しだけ片思いな彼でいてほしい気がするのです。 てゆーか、そういう彼だからこそ新吾を選んだのではないか、と。ちょっとマゾかしら?!うむむ・・・。

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また、長文。(笑)
名前:かれん    日付:1月 8日(火)18時41分

ゆりあさま、びんさま、みゆうさま、美々庵さま、暖かくも心に染み渡るお言葉、本当にありがとうございました。まさしく、かんどうですわ!

 『しまりんごスペシャル』実は、私のお宝本として、しっかり保存しております。・・・ありましたね。抗議のお手紙。確か中学校の教師をされている方でしたか。分別のある大人の女性が、あそこまで激しく真剣に抗議をされるお姿に、実はうれしくもあり、共感すら覚えたのを記憶しております。だって、熱い想いを語っても、居るんですよね。「・・・わかるけど、結局は漫画でしょ?」とか言って済ます輩が。プンプン!

 確かに私も心の奥では分かりすぎるほど分かっているんですよね。と、言うか連載当初から分かっていたのですよね。そして、いつも恐れていた。ああいう、結末にする他ないと言うことは。
実は、あれが究極のハッピーエンドであろうことも。
自分を慰めるわけではありませんが、確かに摩利は新吾にとってまぎれもなく「初恋の人」であり、二人の間に確実に同等の「想い」は、存在したはずで。

でも、しかし、やはり、オスカルよりエドガーより厩戸の皇子より、一番大好きだった摩利が、不憫で、切なすぎて・・・。
とにかく毎月毎月、夢殿さんと一二三ちゃんがじゃまでじゃまで。(笑)
かえって、ドリナとか姫花とか篝のほうが、気にならなかったですね。

 ところでいきなり俗っぽい質問ですが、摩利とウルリーケは確か血の繋がらない従姉弟だったと思うのですが、そっくりなのはなぜ?それと、ドリナの孫娘が、新吾にそっくりなのはなぜ?
なんだか、横道にそれてしまいました。
 ・・・まだ続きを読む勇気と自信はありませんが、・・・ま、それもいいかも。などど、思うきょうこの頃です。

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縞りんごの最終回のお話は
名前:ゆりあ    日付:1月10日(木)17時57分

やはり、皆様、熱くなりますよね〜。 特にこれは大ネタ中の大ネタだから書きにくい“取扱要注意事項”なのに、皆様の絶妙な筆捌きに感動でございます。

★ かれんさま ★

>「・・・わかるけど、結局は漫画でしょ?」とか言って済ます
そうやって済ませられれば、ウェブサイトを立ち上げたりもしなくてすむのですが…。(自嘲的な微笑み)

>摩利とウルリーケは確か血の繋がらない従姉弟だったと思うのですが、
「ウルリーケの父親はメーリンク子爵の実子ではなく養子である」のは確かですが、「血縁関係がない」とは作品中に明記はされていなかったと思います。
本当のところは謎ですが、私が栽培中の妄想竹では「メーリンク一族から血縁のある者が養子に入った」などとフトドキなことを書いてしまいました…。

>ドリナの孫娘が、新吾にそっくりなのはなぜ?
拙サイト「DOZIさまがいいの!」のページにある「6,ドリナの娘をめぐる一考察 本論」をご参照下さいませ。 この結論は、一応、DOZIさまのお考えにたどり着けているそうなので。

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おくればせばがら
名前:ゆうこ    日付:1月 8日(火)18時41分

わたくしもまぜてください!「摩利と新吾」の話。

>かれんさま
私も、大人になって読み返して初めて、「ああ!こんな話だったんだ!」と
いろんなことが理解できてぼろぼろ泣いてしまったので、ぜひもう一度
読んでみてください。

「摩利と新吾」には2つの大きなテーマがあると思うんです。
一つは「愛と友情と成長」、もう一つは「喪失と再生」。で、後者が
クローズアップされてくるのは、「奇々怪々」以降の欧州編ですよね。
もしもこの欧州編がなかったら、この作品はこれほどまでの高みに
のぼりつめることはなかったのではないか、と思います。
(もちろん、大変優れた作品であるのは疑いないですが。)

ハッピーエンドということについては、私はこんな風に考えてます。
もしも摩利の人生が終わるそのとき、神様が現れて、
「あなたの人生はとってもつらいものでしたね。かわいそうだから
もう一度やりなおさせてあげましょうか?
生まれる前に戻してあげるから、新吾に出会う人生か
出会わない人生か、どちらか好きな方を選びなさい。」と
言ったとしたら・・・?
絶対摩利は「出会う人生」を選ぶ、と思いませんか?
たとえどんなに苦しいことが待っているとわかっていても。
だから、摩利は幸せな人生を送ったんだと私は思います。

ハッピーエンドの解釈は人それぞれだし、そもそも
長い人生終わってみないと本当にハッピーエンドだったかどうか、
わからない。
恋愛の成就という意味だけでなくて、悔いのない人生をおくれたか、と
いう意味では、まさしくあれは本当のハッピーエンドではないでしょうか?


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やーっと遊びに来られた♪ 
名前:手毬    日付:1月 11日(金)21時06分

ゆりあさま、皆々さま、おひさしぶりです。初めましての方こんにちは。
遅ればせながら、今年もどーぞよろしくお願いします。
皆さまの『摩利と新吾』のお話を読んで、胸の奥がほんわり甘酸っぱーい気持ちに
なりました。幸せですよね!熱く語れるものがあるって!

わたしのDOZI初めは『天まであがれ!』でした。
理由はお正月恒例番組、10時間長編時代劇「壬生義士伝」を見たからです。
いや〜まいった!!後半3時間位泣きっぱなし!ティッシュの山!顔面総崩れ!
泣きすぎて呼吸困難になりマジで死ぬかと思った!
その勢いで『天まであがれ!』を読み、『燃えよ剣』に突入したのでした。


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再会
名前:K-1    日付:1月 27日(日)02時25分

昨夏より、かなりキツイ病を患い、とくに秋から冬にかけては床より起きることもままならず、枕元に置いたPCでのインターネットとメールだけが外界とのただ一つのつながりでした。
神経をやられる難病で、痛みも激しく(身体を搾取するように酷使して世界中を回っていたツケなのでしょうが)、もう2度と立ち上がる日は来ないかも知れないとかなり暗い気持ちにもなったものです。
そうした折には自分が発する言葉のすべては「これが遺言になるかも知れない」と思い、見聞きする映像や書物のすべてを「死ぬ前にもう一度見届けておきたい」本物だけで埋めつくしたいと思う心の傾きになります。
そうして思い出したのが、かつて橋本治をして「少女漫画、といった時に、掛け値無しに最上質のものを送り出し続けている作り手」と言わしめた木原敏江さまです。思春の頃より『摩利と新吾』全巻に親しみ、その甘いながらも本物の抒情に再び触れたいと念じ、腹這いになれる限られた時間を繰りながら、Amazon.comで検索をかけました。かつて聞き及んだ幾つかの作品には、すでにリストに無いものもあり、あるいは装を変えて文庫化しているものもありましたが、とにかく夢中で既読・未読の作品集を渉猟し、発注しました(何とか玄関口までは這いずって宅急便を取りに行くことは出来ます)。そうこうして得た一冊が『ユンター・ムアリー』で、病臥の中で引き込まれつつ読むうちに、いい歳をしたオッサンが身も世もなく泣いていました。「もう死んでもいい」とは思いませんでしたが、「(木原先生が)この作品で伝えたかった本物の抒情と人間性のために、叶うならば再起を果たして生きる機会を得たい」と思ったものです。
小生はかねてより国際開発援助の世界に属し、多くの「果たし得ない思い」や「引き裂かれた希望」や「無限の苦痛に苛まれる愛」とかを、無数の生と死の中に看取ってきました。その経験は、己れの力はもとより、人間の善意というものがいかに無力であるかを思い知らされる過程であったとも言えます。そういう体験を経た人間をして(病身の気弱さによるものではなかったと思います)、生への打ち震える希望を与えて下さった作品を手渡してくれた木原敏江先生には、深く心の底からの感謝を捧げております。
今はおかげさまで病も小康を得、徐々に社会復帰のためのリハビリに励む毎日です。
最後に、ゆりあ様、検索エンジンを通じて本HPにお目にかかれた訳ですが、小生にこうした言葉を発信させて頂く機会を与えて下さって誠に有難うございます。色々な箇所の端々に、あなたの気合いの入った、かつ上質のファン意識を垣間見ることが出来て、非常に楽しませて頂いた点にも感謝しております。頓首再拝


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 はじめまして。
名前:須那    日付:2月25日(月) 9時5分

初めて書かせて頂きます。このHPは木原先生の作品についてとても詳しく載っていてビックリしました。
私が木原先生の作品を読みはじめたのはほんの1年前くらいなので、まだ読んでいない作品も多いのですが,本当にどの作品も余韻が残りますね。
私は「摩利と新吾」と、「夢の碑」シリーズが好きです。
「夢の碑」のなかで一番好きな作品は「風恋記」ですが、一番好きな最終回は「鵺」です。とても綺麗で感動しました。
一番泣いたのは,「摩利と新吾」の篝君が来たるべき日を迎えたシーンと,「花伝ツァ」のラストでした。
好きなキャラは紫乃さんと,采女兄上と,紗王様です。(共通点はないのですが★)
刻み込まれたセリフはやっぱり,紫乃さんの「恋や恋 われなかぞらに なすな恋」かな…舞っている紫乃さんの姿に感動しました。
それと,源也さんの最後のセリフ,「暗黒を抱いて行きゃあがれ」が好きです。なんてかっこいいセリフだと思いました。
木原先生の作品は胸に残る素敵なセリフがたくさんありますね。漫画のな化によく出てくる詩も好きです。凄いですね!

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